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昨日、ひょこっと、久しぶりに友人が来た。 友人といっても、同窓生とかではない、家具メーカーで、 以前より、色々な椅子を紹介してくれていた。 多分、5年くらい、会ってない。 こちらの事務所へ引越してから、初めてだろう。 「久しぶりですね。」 「面白い椅子が出来たので、持ってきました。」 彼の口から、この言葉を聴くのは、久しぶり… 家具作家が、ある、素晴らしい刃物(鉋)との出会いから、出来上がった木製家具 らしい… 私も、CN-JAPANを初めてから、ず~っと、手作りにこだわっている。 何故だかわからない… 多分、影響があったとすれば ・大工である親父の現場へ小さい頃から遊びに行っていたこと ・同じように、家の工場で職人さんたちと、見よう見まねで木を触っていたこと ・大学の教授が、お金儲け作品に興味を持ってなかったこと ・大学2年生の時の安藤忠男さんの講義 などなど、である。 若かりし当時、家は量産があたりまえ。 すべての物が量産していた。 ”ベニヤ的なもの”と呼ばしてもらう。 使い捨てが、カッコ良かったり、他の人と同じレベルの物が欲しい時代。 ず~っと、疑問を持って育った。 時代は良くなり、地球有限があたりまえになってきた、日本では… しかしながら、現在の商業界はどうだろう? 老舗が閉店し、チェーン店舗に変わる。 懐かしい思い出の店舗がなくなり、眩しいくらいの、行灯看板に入れ替わる。 しっかりした、ものづくり、をしているメーカーは苦戦し、 そこそこのものを、安く売っているメーカーの独壇場。 少し話は変わるが、先週、占いさんに観てもらった結果、来年、私は”こと”を起こすようだ。 悪い事ではないですよ。起業したり、新しいことを起こすのに、絶好のチャンスが訪れているそうな。 それ以来、しばらく、休んでいた、脳の一部が動き出している。 次の自身の一歩を探し出している… そこそこのもの、を、量産し、チェーン展開、すると、儲かる。 私にはできない… もっと、自身がやりたかったこと、やらなければならないこと、自身にしかできないこと… やっぱり、”手”なのかも知れません。 そういった情報が、矢継ぎ早に入ってくる。 何か、自身の歩く方向を間違わないように、ガードレールを立てるように。 来年の2月4日以降、何かを創める… まだまだ、考える時間はある。 友人が持ってきてくれた家具は美しかった。 また、座りやすかった。 木のぬくもりと手のぬくもりに溢れていた。 やはり、こういったもの、に自分は反応するのか ベニヤ的なものではなくて… 再確認したような気分。 すぐ忘れる。 すぐ迷う。 本当にどなっていくのか、わからない。不安もある。 素直に、心が反応すること。 そちらに、踏み出すしかないだろう… 友人との再会。 手作り作品との再会。 そして、新しい自身とも再会したような気分です。 感謝。 建築デザイナー 藤村 正継
by cn-japan
| 2010-12-16 11:56
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