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本日、私が非常勤講師をつとめている「D'sファッション専門学校」の卒業式でした。 震災直後の予定で、どうなるのか?と思っておりましたが 予定通り行われました。 生徒のなかにも東北出身の者もいて、友人が非難生活をしているらしいですが、やはり京都の学校ですので、直接、関係している者は少ないようでした。 私の直接の教え子にも山形県出身の者がおり、聞きましたが、友人も含め、全員生きてます。 とのことで、胸をなでおろしております。 挨拶の冒頭でも、被災者へのエールが送られ、ある意味、厳粛なムードでの卒業式はスタートしました。 数年に渡り、講師を務めさせていただくと、毎年、卒業式はやってくるのですが、何か忙しく、多分3年ぶりくらいの出席になると思います。 行われたのは、京都の「日航プリンセスホテル」 こじんまりとはしていますが、美しいホテルです。 卒業式では、校長から、一人一人へ卒業証書が手渡しされます。 60年以上歴史のある学校ですので、規律あり、厳粛ムードです。 ↓ ファッションの学校だけのことはあり、卒業のファッションは生徒の手作りです。 各々がデザインし、縫製し、作ります。 ある意味、個性的で華やかです。 それから、就学時に優秀な成績の生徒は表彰されます。 数々の賞があります。 その後、「皆勤賞」の発表があります。 大分前のブログでも触れましたが、皆勤賞を私は尊敬するのです。 無遅刻・無欠席 専攻科まで3年間皆勤者が5名おりました。 皆勤賞は、だれでももらえるし、権利もあるけれど、なかなか出来ない賞だと思ってます。 大学生の時、私には、到底無理でした。 最も日本人らしい賞だとも思っております。 それから、謝恩会 同じ会場で行われました。 ↓ それぞれが、練習を重ねた発表を行います。 歌あり踊りあり。 私達講師を楽しませてくれます。 最後には、別れがきます。 泣いている者多く、この学校の良さを、あらためて感じるひと時です。 彼らは、天才ではない。 国を動かすような職につく者も少ない。 ただ、ひたすら、手を動かし、ものづくりをしてきた。 汗をかき、糸まみれになり、カッターで手を切り、徹夜をし、作品をつくり続けてきて 本日があります。 彼らの一生で一回、学生最後の卒業式。 明日からは国元へ帰り、就職し、仕事が待っています。 明日からは、毎日顔を合わせていた友人と、バラバラになります。 このような災害のさなか、不謹慎であると、叱られる方もいらっしゃると思いますが、 ご容赦いただくわけには、いかないだろうか。 建築デザイナー 藤村 正継
by CN-JAPAN
| 2011-03-15 16:24
| 「社長のひとりごと」
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