CN-JAPAN Information
カテゴリ
以前の記事
2014年 12月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2007年 07月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 01月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
先日、ちょっとしたきっかけから、両親を連れて、お墓参りに行ってきました。 父親は4男で、生まれが香川県ですので、私にとっては、おじいちゃんにあたる方(私が生まれる以前に亡くなっているので、顔を見たことがない)の骨を西大谷廟に分骨して納めてあります。西大谷廟はエレベーターなどが設置してあり、ガレージもありますので、つつがなく、お参りすることが出来ました。 母方のお墓は、伏見にあり、藤村家の墓ではないので、本来、縁が遠いのかも知れませんが、子供の頃からよく連れてもらいました。そのお墓に眠るおじいちゃんも、私が生まれる前に亡くなっている(母親も4女)ので、直接顔は存じません、ただ、そこには、小さい頃可愛がっていただいた、おばあちゃんは眠るのです。 そのお墓はかなり山の上にあり、京都を眺望できるような場所にあります。その場所を選んだのは、私のおじいちゃんに当たる方が、長男(私の母の兄)が戦死した時に、見晴らしが良い場所がいいだろうと、山のてっぺんを切り開いてもらい、お墓を建てたそうです。 その山を登るとき、母親が苦労している姿を見ました。母親は、ここ数年、膝が悪くなり、出かける事もだんだんおっくうになってきて、余計に歩かなくなっています。私は手をつないで上がりました。父親も良く見ると、以前のように軽快な姿ではなく、聞くと、眼が悪くなり、視界が狭いようです。あらためて、自分の両親が年老いていくのを、目の当たりに見、また感じてました。 自分は何をやってるんでしょう。こんなに近くに居るのに、何もしてあげられない。 自分の事でせいいっぱいで、日常的に孝行などした事もない。反省しきりです。 でも本当に何をしてあげられるの? 私は、お墓を参るという行為は、何も亡くなった方だけに会いに行くのではなく、身近に居る家族とも対面することである、と思いました。お墓も最近では墓地がなくなってきたり、非常に高価で建てることが出来なかったりします。建築ではないけれど、お墓の存在意味をもう一度見直し、先祖を敬う、両親を敬う、年上を敬う、長幼の序の美徳を思い出す。 美しい日本人でありたいですね。 建築デザイナー 藤村 黄色
by cn-japan
| 2009-03-04 11:27
|
ファン申請 |
||